POSTCC
POSTCCは、PARMパラメーターで指定された値を完了コードにして終了するプログラムです。実用的な処理は何もしません。任意の完了コードで終了するIEFBR14みたいなものです。JCLのCONDパラメーターのテストや、CLISTのERRORステートメント、&LASTCC変数の動きのテストなど、セルフ・スタディ用に利用できます。
実行JCLサンプル
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// JOB //JOBLIB DD DISP=SHR,DSN=TOOL.LOADLIB //* //STEP1 EXEC PGM=POSTCC,COND=EVEN,PARM=0 //STEP2 EXEC PGM=POSTCC,COND=EVEN,PARM=38 //STEP3 EXEC PGM=POSTCC,COND=EVEN,PARM=U123 //STEP4 EXEC PGM=POSTCC,COND=EVEN,PARM=S0C7 //STEP5 EXEC PGM=POSTCC,COND=EVEN //* //STEP6 EXEC PGM=POSTCC,COND=EVEN,PARM='W10' //STEP7 EXEC PGM=POSTCC,COND=EVEN,PARM='W5,U747' //STEP8 EXEC PGM=POSTCC,COND=EVEN,PARM='W7,S0C3' //STEP9 EXEC PGM=POSTCC,COND=EVEN,PARM='W12,43' // //
設定したい完了コードをPARMパラメーターで指定します。10進数を指定した場合は、指定した値が完了コードになります(正常終了)。UnnnnもしくはSxxxのABENDコードを指定することもできます(異常終了)。また、一定時間タイマー停止させることもできます。完了コードの前に Wnn パラメーターを追加します。nnは停止時間を秒単位で指定します。W10は、10秒間停止してから指定の完了コードで終了します。実際の業務バッチ・プログラムでは、データ量に応じての処理時間が掛かります。実際に掛かる時間に似せてのシミュレーションや他のジョブとのタイミング合わせなどに利用できます。
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ソース・プログラムは添付してあります。改良、改修は、お客様にて自由に行うことができます。
ダウンロード
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postcc_r12a.zip
ZIP形式の圧縮ファイルです。PCにダウンロード後、適当なフォルダに解凍して下さい。使用方法は、このページの「実行JCLサンプル」を参照して下さい。インストール手順は、このページの「プログラムのインストール」を参照して下さい。
プログラムのインストール
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//POSTCC EXEC PGM=IEWL,PARM='LIST,MAP,LET,XREF,NCAL' //SYSPRINT DD SYSOUT=* //SYSLMOD DD DISP=SHR,DSN=load module library(POSTCC) //SYSLIN DD DISP=SHR,DSN=object library(POSTCC) //
ダウンロードしたZIPファイル内の、POSTCC.objを任意の区分データセット(RECFM=FB,LRECL=80)にメンバー名POSTCCとしてバイナリー転送でアップロードして下さい。POSTCC.objは、メインフレーム(z/OS、MSP、VOS3)用のオブジェクト・モジュールです。アップロード後、以下に示すJCLを参考にしてロード・モジュールを作成して下さい。